貯蓄に目覚めたベビーブーマー






2005年06月11日(Sat)
貯蓄に目覚めたベビーブーマー
米国のベビーブーマー世代とはどういう人たちでしょうか?米国のベビーブーマーは第二次世界大戦後の1946年から1964年にかけて生まれた人たちです。米国では18年という長い期間にわたって高い出生率が続きました。

ベビーブーマーの多くは1970年代から1980年代にかけて結婚、出産を経験しました。その時代、彼らは米国経済の成長において代表的な消費者であったということです。彼らは現在30歳代後半から50歳代前半であり、ベビーブーマーの初期世代はそろそろ退職後の生活を考える時期に入ってきています。そして税制優遇措置があることから、この401kプランに注目し自己資産をどんどんつぎ込み始めています。これが401kプランの急成長に一役買っているわけです。

70年代から80年代にかけて米国の経済成長を牽引してきたベビーブーマーは、現在、退職準備をする時期を控えて公的年金に不安を抱き、自助努力によって自己の資産運用を行っていくという401kプラン拡大の牽引役となっています。

最近の特徴としては、401kの運用先として株式や株式投資信託を選択する人たちが増えていることが挙げられます。米国の株式市場は1980年代以降上昇トレンドが続いています。もちろん1987年のブラックマンデーをはじめ1991年、1994年には株価の暴落はありましたが、資金は証券市場から流出せず、これらの下落局面を買い場と見る投資家が多く、株価はその後回復しています。現在、401kの運用先として株式等を選択している人たちは増えています。もし株式市場が暴落した場合は、将来受け取る年金額か狂ってしまうことになります。しかしベビーブーマーたちは老後に備えるための資金は1年、2年といった短い期間で形成していくものではなく、20年、30年といった長い期間で形成していくものであると理解しているのではないでしょうか。株式投資は短期ではハイリスクではあるが長期では十分有効な運用手段であることが広く認識されているようです。

日本では株式市場に対するこのような認識は少々欠けているといえます。そのため導入が予定されている日本版401kプランでは、加入者への十分な制度の説明、投資教育やリスク管理の教育が最も重要になってくるでしょう。


   





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